ClipLifeHack

仕事で成果を出すための方法を考えるブログ

0秒思考を1年間継続してみた感想を紹介します

 

 

こんにちは。

 

0秒思考という本をご存知の方も多いかと思います。

この本のトレーニングを1年間実践した結果をどうしても紹介したいと思い、ブログ始めました。

 

 1.この本を手に取ったきっかけ

手に取ったきっかけ。

 

タイトル”『0秒思考 頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング』〜マッキンゼーで14年間活躍した著者の独自メソッド〜”

自己啓発系の本好きな私に突き刺さるタイトル!0秒というインパクト、頭が良くなる、しかも世界一シンプル!

そして、自己啓発本コーナーで見ないことはない頭脳集団”マッキンゼー”の単語。

 

すぐさま手に取りました。

 

はじめ書きを拝見。

 

 一生懸命考えているつもりで、実際は立ち止まっている、という人が意外に多い。

 前に進まない。あるいは、空回りする。気になることがあると、頭がうまく働かず、考えがなかなか深くならない。考えようとしても、目の前の別の課題が目に浮かぶ。集中して考えることができない。行ったり来たりで結論を出せず、時間をかけても深堀りできず、堂々巡りすることになる。

 深く考えるという以前に、少しでも前向きに考えられればまだましだ。迷う時はああでもない、こうでもない、と課題の入口で思い悩み、深く考えるどころか一歩も前に進まない。ずいぶん考えた、考え疲れたと思っても、少しも前進できていない。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングより引用

 

これを読んで、僕の当時の状況をそのまま説明されているような気がしました。

 

当時、昇格した直後で、仕事の内容もこれまでと大きく変わりました。

クライアントとの論点を協議、上司へ論点を説明し方向性を決定、合わせて部下のタスクマネジメントをしつつ、海外のメンバーともコミュニケーションをとる。しかも、複数のクライアントを同時進行で。

 

指示を受けて一つ一つ作業をする今までの仕事内容から、プロジェクトリーダーのようにマネジメント能力が求められる仕事内容に一気に変化したタイミングでした。

 

仕事は大変そう、でもこれまで気合いで乗り越えてきたし。昇格してやる気に満ちあふれているし、これからも気合いで乗り越えられるだろう。そう考えていました。

 

ですが、いざ仕事が始まると、どう進めたら良いか全くわからない。。

 

わからないので難しそうな論点を後回しにして、とりあえず簡単な部分から進めてみる。後回しにした論点について、書籍や情報サイト、過去事例を調べて考えてみようとするが、情報収集してみただけで結論が出ないまま時間だけが過ぎていく。そして、無駄にした時間を取り戻そうと、どうでも良い部分にごだわって時間を使ってしまう。そうしてできた成果物は当然、クライアントや上司の要求を満たさないため、差し戻されてしまう。

そうこうしている間にも次々と新たな仕事が舞い込んでくるし、他の仕事の期限も迫ってくる。そうすると、集中して考えようにも、他の仕事が気になってしまい全く集中することができないまま、また時間だけが過ぎていく。

結局、時間切れとなってしまい、上司に怒られてしまう始末。怒られるだけならまだしも、できなかった仕事を上司がするので、上司の時間も無駄にすることになり、貢献するどころかお荷物に。

 

というのが当時の私の状況でした。。すみません、つい長文になってしまいました(汗)

 

とにかくこんな状況を打破したい!この本は役に立つに違いない!外資系コンサルのノウハウ! マッキンゼー14年の力を!

と衝動的にレジに向かったのでした。

 

  

2.0秒思考の状態とは

0秒思考とはどのような状態のことなのか。

 

 もやもやした気持ちをその場で言葉にし、考えを深められるようになると、考えが進むだけではなく、どんどんスピードアップしていく。3、4日かかって考えていたことが数時間でできるようになる。1ヶ月かかっていたプロジェクトをものによっては1週間で終わらせることもできるようになる。生産性は数倍〜数十倍上がる。

 課題が整理され、問題点の本質が見え、本質的な解決策とそのオプションが浮かび、オプションのメリット、デメリットがすぐわかるようになる。問題の本質と全体像を押さえた確実な対策が打てるようになる。

 そうした思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。

 ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。

 文字通り瞬時にできることが多いが、もう少し時間がかかる場合もある。それでも、従来に比べて驚くほどスピードアップとなる。今、目の前で何が起きているのか、どういう現象なのか、一瞬のうちに判断し、判断したら次の瞬間に進むべき道を複数考え、長所短所の比較をし、即座に方針を決定することができるようになる。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングより引用

 

0秒思考の状態、具体的に言うとこんなようなことかな。

  • めっちゃ仕事の速いスーパービジネスマンのような状態
  • 難題をキレイに片付けて報告を済ますスーパー部下のような状態
  • 部下のみんなから頼られ慕われるスーパーリーダーのような状態
  • 大量の仕事をサクッと終わらせて定時で嫁のもとへと帰るスーパー夫のような状態

 

かっこいいですね〜憧れますね。

  

3.0秒思考はメモ書きの継続で達成される

 

0秒思考にいたるには、単純な「メモ書き」を毎日続けるだけ。

具体的には以下が参考になります。

 

 A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4〜6行、各行20字〜30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。したがって、毎日10分だけメモを各。例えばメモ1のようになる。

メモ1

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ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングより引用

 

たったこれだけ。

極めてシンプルで誰でもできるトレーニングでですね。

 

しかもこの本の半分以上は、どのようにメモ書きをするかを具体的に解説に割いているんです。

  • テーマはどんな内容がいいのか
  • 箇条書きのはどんなことを書くのか
  • テーマが思いつかない時はどうするのか etc

 

ここが、よくあるノウハウ本とは違うところだと思います。

 

「朝5時に起きて仕事をすべし」「10分で終わる仕事は先に片付けてしまう」「メールチェックは時間を決めて確認すべし」など、行動(結果)にフォーカスした本は多いのですが(僕はこういう本も好きで読み漁っていますが。。)、どうやってそれを達成するかの方法(過程)にフォーカスした本なので、誰にでも参考になるかと思います。

  

4.そして1年間メモ書き続けた結果

 

仕事のスピードは明らかに早くなり、それ意外にも多くの領域で成長したと感じています。

  • 仕事の優先順位をうまくつけれるようになった
  • 仕事の初動が格段に速くなった
  • コミュニケーションに対するストレスが減った
  • 説明がうまくなった
  • 質問がうまくなった
  • TOEICの点数がのびた
  • 読書スピードがあがった などなど

 

もちろん始めて1、2ヶ月は目立った効果は感じられませんでしたし、上記の効果が全てメモ書きの成果というわけでもないはずです。

ですがメモ書きを終えた後に、頭の中のもやもやが整理されたような感覚は、早い段階からあったかと思います。

 

 

おそらく、1テーマあたり1分間というタイムリミットが大事

1分間の短い時間に、思っていることを全て吐き出すことは想像以上に集中力が必要です。

 

集中して、思いつくことを一瞬にして言語化してアウトプットする。アウトプットした内容に対してさらに深堀りしてアウトプットしてく。

メモ書きによって、この言語化と深堀りの繰り返しが自然と身に付いていく。だから思考力が鍛えられるのだと思います。

 

シンプルで誰でもできる思考力トレーニングですので、ぜひ試してみてください!